当麻寺たぎまでら)” の例文
そうして或る晴れた日、そのふもとにある当麻寺たぎまでらまでゆき、そのこごしい山を何か切ないような気もちでときどき仰ぎながら、半日ほど、飛鳥の村々を遠くにながめながらぶらぶらしていたこともあった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)