“引掻鳴”の読み方と例文
読み方割合
ひっかきな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところでさて、首に巻いた手拭てぬぐいを取って、はたいて、馬士まごにも衣裳いしょうだ、芳原かぶりと気取りましたさ。古三味線を、チンとかツンとか引掻鳴ひっかきならして、ここで、内証で唄ったやつでさ。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)