廻転椅子かいてんいす)” の例文
庸三は高すぎるくらいの卓子テイブルに向かって、廻転椅子かいてんいすにかけながらペンを執っているのだが、姿の見えぬ彼女の一挙一動を感知しようとするもののように、耳を澄ましていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)