“かいてんいす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
回転椅子50.0%
廻転椅子50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
某百貨店の理髪部へはいって、立ち並ぶ鏡の前の回転椅子かいてんいすに収まった。鏡に写った自分のすぐ隣の椅子に、半白で痩躯そうくの老人が収まっている。よく見ると、歌舞伎かぶき俳優で有名なIR氏である。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
庸三は高すぎるくらいの卓子テイブルに向かって、廻転椅子かいてんいすにかけながらペンを執っているのだが、姿の見えぬ彼女の一挙一動を感知しようとするもののように、耳を澄ましていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)