庵原いおはら)” の例文
庵原いおはら村の無住同様な法華寺ほっけでら。竜之助を乗せた馬のくつわを取ったがんりきの百蔵は、そこへ机竜之助を連れて来ました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
岡崎城守備 庵原いおはら元景等千余人
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その翌朝、山駕籠やまかごに身を揺られて行く机竜之助。庵原いおはらから出て少し左へ廻りかげんに山をわけて行く。駕籠わきにはがんりきが附添うて、少しおくれてお絹の駕籠。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)