庚申像こうしんぞう)” の例文
その横町を右に切れるとすぐに畑地で、路ばたに石の庚申像こうしんぞうが立っている。それを掩うようなかえでの大樹が恰好の日かげを作っているので、半七はそこに立ちどまった。
半七捕物帳:52 妖狐伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)