幾日目いくかめ)” の例文
次に会ったのはそれから幾日目いくかめだったろうか、楠緒くすおさんが私に、「この間は失礼しました」と云ったので、私は私のありのままを話す気になった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
明日あすは残りの半分の半分を喰え、その翌日あくるひはまたその半分の半分を喰え、かくして毎日現に余れるものの半分ずつを喰えと云うならば、余は喰い出してから幾日目いくかめかに、ついにこの命令にそむいて
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)