帰雁かえるかり)” の例文
立ち尽くし、見詰め合っている二人の頭上には、練り絹に包まれたようなおぼろの月がかかってい、その下辺したべを、帰雁かえるかり一連ひとつらが通っていた。花吹雪が、二人の身を巡った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)