帆前垂ほまえだれ)” の例文
二三日たって、若い労働者達が小麦俵を積み換えていると、俵の間から、帆前垂ほまえだれにくるんだザラメが出てきた。
砂糖泥棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
彼はある日砂糖倉に這入はいって帆前垂ほまえだれにザラメをすくいこんでいた、ところがそこを主人が見つけた。
砂糖泥棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
諸味は、古江の帆前垂ほまえだれから足袋を汚してしまった。
まかないの棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)