峙立そばだ)” の例文
眼を閉ぢ耳を覆つたまゝ漂つてゆけば、潮流の底に、ほど近く峙立そばだいはほも見えず、また、その底に沸き返へる波濤も聞えない。
……見る見るうちに水は減り周囲の岸が高く峙立そばだち、湖底が徐々に露出あらわれて来た。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)