“居坐(いざ)” の例文
貞之進は始終耳を欹(そばだ)てゝ居たが、ついに思う名を聴得なかったので、平日(ふだん)ならば男児が塵芥(ちりあくた)ともせぬほどのことが胆を落し、張合なげに巻煙草を吸附て居ると、その芸妓はこっち向きに居坐(いざ)り直って
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)