尫弱かよわ)” の例文
私はそれが嬉しかつた。奈何どんな尫弱かよわい体質でも、私は流石に男の児、藤野さんはキツと口を結んで敏く追つて来るけれど、容易に捉らない。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
私はそれが嬉しかつた。奈何どんな尫弱かよわい體質でも、私は流石に男の兒、藤野さんはキッと口を結んでさとく追つて來るけれど、容易につかまらない。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
でも数へ年で僅か六歳の、然も私の様に尫弱かよわい者の入学はひるのは、余り例のない事であつた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
でも數へ年で僅か六歳の、然も私の樣に尫弱かよわい者の入學はいるのは、餘り例のない事であつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)