小鼓指南こづつみしなん)” の例文
妹のおみつと二人で下谷したや大音寺だいおんじ前に小さい家を借りて、小鼓指南こづつみしなんという看板をかけていたが、弟子入りする者などほとんど一人もなかった。八橋は素人しろうとの時から栄之丞を識っていた。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)