小納戸こなんど)” の例文
だが、こんな日でも、悠長なのは、そこここと退屈なく遊んでいる鹿と、お小納戸こなんどの隣りでする薬研やげんの音だった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
急に其の暮松蔭大藏は五十石取になり、御近習ごきんじゅう小納戸こなんど兼勤を仰付けられました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「どういうご趣向にあそばしますか、お小納戸こなんど剣持与平けんもちよへいなども、お支度に気をもんでおりましたが」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに、五更にも近くなると、小納戸こなんどの者が、火桶を代えに来た。しんしんと寒さが覚えられたからである。また、燈芯の灯をって、新しく油皿へ油を注ぎ足された。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)