小悧巧こりこう)” の例文
十人余りの若い者は小悧巧こりこうそうな顔をして腕組をしていた。兵さんもうずくまりながらそれを見ていた。
あまり者 (新字新仮名) / 徳永直(著)
「若輩者の小悧巧こりこういさめだて、お聞き流し願います。もう御諫言はいたしません」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一の方が少し小悧巧こりこうのようだな」と叔父が評した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)