小広こびろ)” の例文
一寸小広こびろい町で、世に忘れられた様な古めかしい商家などが軒を並べている中に、その家は殊更ことさら風変りだった。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
居室等を過ぎ小広こびろ寝室ねまへと入込いりこみぬ、見ればこゝには早や両人の紳士ありて共に小棚の横手に立てり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)