小堀義哉こぼりよしや)” の例文
その翌日の午後であったが、小堀義哉こぼりよしやは裏座敷で、清元きよもとの『山姥やまうば』をさらっていた。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その夜の明け方小堀義哉こぼりよしやは、自分の屋敷へ帰って来た。そこで盗難の話を聞いた。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二人を救った若侍は小堀義哉こぼりよしやというもので、五百石の旗本の次男、小さい時から芸事が好き、それで延寿えんじゅの門に入り、五年経たぬ間に名取となり、今では立派な師匠株、従って父親とはソリが合わず
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)