小割木こわりぎ)” の例文
今でも多くの山村には、ヒデばちという物が残っている。まるくほりくぼめた石の皿、または破損した古鍋ふるなべなどを用いて、その中で松の小割木こわりぎを燃したのが、以前の世の灯火であった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)