小冠者姿こかじゃすがた)” の例文
その妻の手塩の愛を——可憐な小冠者姿こかじゃすがたくまなく持って——ちょこんと目の前にかしこまった正行まさつらにどこか急に大人おとなびて来たものすら覚えて
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)