“尊治（たかはる）” の例文

大覚寺統の後宇多の御子（みこ）、尊治（たかはる）親王がすえられた。——この君尊治こそ、すなわち

私本太平記：03 みなかみ帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

後醍醐の名は、尊治（たかはる）である。——北条高時の高を高氏の名から捨てさせたいお心もあったのか、何しても一武臣へ、これは破格なことだった。寵遇（ちょうぐう）の象徴としてこれ以上な附与（ふよ）はない。

私本太平記：09 建武らくがき帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

……この尊治（たかはる）（ご自身の名）が、かく大空の下に出て世の大気を吸ったからには

私本太平記：04 帝獄帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

二ノ御子（みこ）尊治（たかはる）（後醍醐の御名）の即位をやっと見給うたこと。

私本太平記：01 あしかが帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“尊治（後醍醐天皇）”の解説

後醍醐天皇（ごだいごてんのう、1288年11月26日〈正応元年11月2日〉 - 1339年9月19日〈延元4年/暦応2年8月16日〉）は、日本の第96代天皇、および南朝初代天皇（在位:1318年3月29日〈文保2年2月26日〉 - 1339年9月18日〈延元4年/暦応2年8月15日〉ただし、本文記述するとおり、持明院統＝北朝側の主張としては在位途中に2度の廃位と譲位を経ている。、治天:1321年12月28日〈元亨元年12月9日〉 - 1339年9月18日〈延元4年/暦応2年8月15日〉）。諱は尊治（たかはる）。
(出典:Wikipedia)

尊	常用漢字 小６ 部首:⼨ 12画
治	常用漢字 小４ 部首:⽔ 8画