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寂静
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ひっそり
ふりがな文庫
“
寂静
(
ひっそり
)” の例文
旧字:
寂靜
数間を離れて百姓や旅人、そういう人々の見物の群が、円陣を作って見守っているばかりで、気味悪いばかりに
寂静
(
ひっそり
)
としていた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼は楊柳の蔭へこっそり姿をひそませて、じっと様子を窺った。船中の唄声はやがて絶えて、また四辺は
寂静
(
ひっそり
)
となった。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「お泊まりなさいまし」「柏屋でございます」「へいへいこれはお早いお着きで」——などと云っていた出女の声も、封ぜられたようになくなって、萩村の駅は
寂静
(
ひっそり
)
となった。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
やがて門は内から閉ざされ、松火も隠れ音楽も消え、あたりは全く
寂静
(
ひっそり
)
となった。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
“寂静”で始まる語句
寂静印
寂静無為