宿直寝とのいね)” の例文
が、顕家はなお御前にのこって、宵のころまで御酒を賜わり、その夜は行宮あんぐうの廊ノ床に、よろいも解かず、宿直寝とのいねしていた。ここのおよろこびもただならない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宿直寝とのいねしていた公卿の一人がふと眼をさまし
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)