実定じってい)” の例文
徳大寺大納言実定じっていである。その後も、平家専横の世の中にいよいよ愛想をつかした実定は、出家の志を立てた。ある月の良い晩であった。
入道殿と当時いわれた前関白基房さきのかんぱくもとふさ当殿とうどのと呼ばれた近衛、それに太政大臣師長もろなが、左右大臣、内大臣実定じってい、大納言忠親、中納言実宗などの外、参議、三位、四位も集る。