宝珠玉ほうしゅのたま)” の例文
御神酒徳利おみきどっくりに差す飾り物で、竹を縦に細かく裂いて、平たく模様風に結んだものであります。よく宝船たからぶね宝珠玉ほうしゅのたまなどを現しますが、巧みな技なのに驚きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
がそれらしいものは何にもなくて、沢山の護符ごふう宝珠玉ほうしゅのたまの瀬戸の破片とばかりだった。俺は半ば壊れた箱の中から、そんなものを掴み捨てながら、打震える涙声で云った。
神棚 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)