定紋着じょうもんつき)” の例文
取った湯呑は定紋着じょうもんつき、蔦を染めたが、黄昏に、薄りとあおずむと、宮歳の白魚しらおの指に、撥袋の緋が残る。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)