宗十郎そうじゅうろう)” の例文
文治は年廿四歳で男のよろしいことは役者で申さば左團次さだんじ宗十郎そうじゅうろうを一緒にして、訥升とつしょうの品があって、可愛らしい処が家橘かきつ小團治こだんじで、我童がどう兄弟と福助ふくすけの愛敬を衣に振り掛けて
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
手前は紀伊國屋宗十郎そうじゅうろうの手代伊兵衞と申すもので、若主人伊之助は昨年より少々不首尾なことがありまして、只今まで斯様にさみしい処に押込められて窮命に成って居りますから