“存在(あ)” の例文
撲られる苦痛で、典膳とお浦とは身悶えし、身悶えするごとに、二人の体は、宙で、縒(よ)じれたり捻(ね)じれたりし、額や頤をぶっつけ合わせた。そういう二人の顔は、窓の高さに存在(あ)った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)