姪浜めいのはま)” の例文
註——同寺は姪浜めいのはま町二十四番地に在り。呉家四十九代の祖虹汀こうてい氏の建立に係る——
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
福岡と姪浜めいのはまとの間に西新町にしじんまちがある。そこの皿山に歴史で名高い高取たかとりの窯がある。立つ煙は今もにぎやかである。やや登り坂の両側に仕事場が軒を並べている。筑紫の窯を語るものは高取を忘れない。
北九州の窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
◆備考 (一)姪浜めいのはま入口の国道沿い、海岸側に在る山裾の石切場附近を調査の結果、前日呉一郎が絵巻物を披見しつつ腰かけいたりという石は、切り残されたる粗石あらいしの蔭に位置しおりて
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)