始中終シヨツチユウ)” の例文
話の口ならし、手品の手ならし見たやうに、始中終シヨツチユウ論理演習の枕話マクラをふつてゐる部分は、今見ても、數枚飛ばして讀みたくなるが、此頃になつて、つく/″\感じる部分がある。
人間悪の創造 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
彼もたしかにそんな幻想を始中終シヨツチユウ浮べて乗つて居たに違ひない。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)