妊孕にんよう)” の例文
しかりといえども、古来東洋の人、夢によりて禍福を知り、夢に神託を受け、婦妻の遠征の良人おっとを追慕し、夢の情感によりて妊孕にんようせし等、おおむね架空の談柄たるに過ぎず。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)
乳量が恢復せないで、妊孕にんようの期を失えば、乳牛も乳牛の価格を保てないのである。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)