妄誕ぼうたん)” の例文
とありて、この上仙が後に神野親王と生れ、帝位に即いて嵯峨天皇となったと、その他の種々の怪事と共に記されている、妄誕ぼうたんもとより信ずるに足らない。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
吾人ごじんは今日においてこの策論を読み、その妄誕ぼうたん不稽ふけいに驚くといえども、これがために松陰の松陰たる価値において、一分一毛を減ずる所無きを見るなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)