如来像にょらいぞう)” の例文
さすがに荘厳味そうごんみを感じさせて、高く立っている如来像にょらいぞうには見向きもせず、壇下を、手さぐりで、一探り、早くも、台の前かざりの、浮き彫りの、篏め込みの板を、触れて見て、彼は、それが
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)