好奇家こうずか)” の例文
そういう露路を背後うしろにして、露路口に立っている碩寿翁の姿は、その長い髯に、頑丈な肩に、秀れた上身長うわぜいに、老将軍らしい顔に、青白い月光を真っ向に浴びて、茶人とか好奇家こうずかとか大名の隠居とか
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)