女鳥王めとりのみこ)” の例文
それでみこはその女鳥王めとりのみこをお嫁になさいました。そして天皇に対しては、いつまでもご返事を申しあげないままでいらっしゃいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
むらじ女鳥王めとりのみこのお死がいのお手首に、りっぱなお腕飾うでかざりがついているのを見て、さっそくそれをはぎ取って、自分の家内かないに持ってかえってやりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
速総別王はやぶさわけのみこはそれと感づくと、びっくりして、女鳥王めとりのみこといっしょにすばやく大和やまとへ逃げ出しておしまいになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)