女滝男滝めたきおたき)” の例文
昨日きのうからはぐれかけた——いや、馬籠まごめ女滝男滝めたきおたきからずっとれがちに彷徨さまよってばかりいた武蔵の心が——ふしぎにも今朝は、自分の歩むべき大道へ、しっかと返っている心地だった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)