奈何なにし)” の例文
「見まくり吾がする君もあらなくに奈何なにしか来けむ馬疲るるに」(巻二・一六四)、「磯の上に生ふる馬酔木あしび手折たをらめど見すべき君がありといはなくに」(同・一六六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)