……汝屋船イマシヤフネノ命に、天津奇護言アマツクスシイハヒゴトを以ちて言寿コトホぎ鎮め申さく、この敷きます大宮地オホミヤトコロの底つ岩ねの極み……平らけく安らけくまもりまつる神の御名をマヲさく
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
(三)皇御孫の命の天の御翳・日の御翳とつくりつかへまつれるミヅのみあらかを、汝屋船ミマシヤフネ命に天津奇護言アマツクスシイハヒゴト(古語云、久須志伊波比許登)をもちて、言寿コトホギシヅめ申さく……(大殿祭祝詞)