大魚おうお)” の例文
するとそのころ、臣下の中でおそろしくはばをきかせていた志毘臣しびのおみというものが、その大魚おうおの手を取りながら、袁祁王おけのみこにあてつけて
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのとき菟田首うたのおびとという人のむすめで、みこがかねがねおよめにもらおうと思っておいでになる、大魚おうおという美しい女の人も来あわせておりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「いや、どんなにみこがあせられても、わしがゆいめぐらした、八重やえのしばがきの中へははいれまい。大魚おうおとわしとのなかをじゃますることはできまい」と歌いかけました。みこはすかさず
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)