大猪おおいのしし)” の例文
関羽もすっかり身を鎧って「すい」の大字を書いた旗の下に、楯にって居眠っていた。——すると、どこからか、全身まっ黒な大猪おおいのししはしってきて、いきなり具足の上から関羽の足にみついた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)