大東京だいとうきょう)” の例文
ところは大東京だいとうきょうで一番乗り降りの客の多いといわれる新宿駅の、品川方面ゆきの六番線プラットホームで、一つの事件が発生した。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それはかくとして、今、帝都の空は、ようやく薄明りがさして来た。もう一時間と経たないうちに、空襲によって風貌ふうぼうを一変した重病者「大東京だいとうきょう」のむごたらしい姿が、曝露ばくろしようとしている。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)