大御難おおごなん)” の例文
この歳の暮は大御難おおごなんで、あいつも少し自棄やけになっているようですから、仕方なしにおもりをしながら午過ぎまで奥山あたりをうろついていると、或る茶屋から若い番頭が出てくる。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)