トップ
>
大御田族
>
おおみたから
ふりがな文庫
“
大御田族
(
おおみたから
)” の例文
そしてその
大御田族
(
おおみたから
)
なる公民には、男には二
段
(
たん
)
ずつ、女には一段百二十歩ずつ、老幼に論なくことごとく公田を割り与えました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
ことごとく農民すなわち
大御田族
(
おおみたから
)
となった筈であるが、事実において品部雑戸なるものが取り遺され、また賤民の階級は依然として認められた。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
大化以前には
国造
(
くにのみやつこ
)
県主
(
あがたぬし
)
等の所領の外に、天皇直轄御領の公田すなわち大御田があって、その農民すなわち公民を
大御田族
(
おおみたから
)
と呼んだものであったであろう。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
彼らは班田に入らず、農業に従事せぬが故に、農業を本とした我が国では、いわゆる
大御田族
(
おおみたから
)
ではありえない。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
しかるに大化の改新によって、日本の田地は、原則としてみな天皇の大御田となったのであるから、その田を耕す農民はすなわちことごとく
大御田族
(
おおみたから
)
であらねばならぬ。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
所謂河原者にも坂の者にもなったのであろうが、その以前の様子を考えてみたならば、
大御田族
(
おおみたから
)
となって農耕の業に従事し、住所を平地に求めて公民権を獲得した民衆以外の浮浪民は
くぐつ名義考:古代社会組織の研究
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
族
常用漢字
小3
部首:⽅
11画
“大御田”で始まる語句
大御田