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夤縁
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つて
ふりがな文庫
“
夤縁
(
つて
)” の例文
女が今の男に
落籍
(
ひか
)
されてから、彼は
少
(
すこし
)
ばかりの
資本
(
もとで
)
をもらって、
夤縁
(
つて
)
のあったこのS——町へ来て、植木に身を入れることになったのであった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
父の預金帳から盜んで來た金の盡きる日を眼近に控えて、溺れる者の實に一本の藁を掴む氣持で、圭一郎は一人の
夤縁
(
つて
)
もない廣い都會を職業を探して歩いた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
夤縁
(
つて
)
を求めて知合いになった、自分と同じような或他の職業に働いている活動の女、独立の女、人妻になっている女などから聞される恋愛談などから
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
夤
部首:⼣
14画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“夤”で始まる語句
夤
夤賓閣