トップ
>
多々良三平
>
たたらさんぺい
ふりがな文庫
“
多々良三平
(
たたらさんぺい
)” の例文
門口
(
かどぐち
)
をあらあらしくあけて、頼むとも、御免とも云わず、大きな足音がしたと思ったら、座敷の唐紙が乱暴にあいて、
多々良三平
(
たたらさんぺい
)
君の顔がその間からあらわれた。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ただ覚えているのは
多々良三平
(
たたらさんぺい
)
の山の芋だけである。山の芋などはどうでも構わんと思ったが、盗難品は……と云いかけてあとが出ないのはいかにも
与太郎
(
よたろう
)
のようで
体裁
(
ていさい
)
がわるい。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところへ威勢よく玄関をあけて、山の芋の寄贈者
多々良三平
(
たたらさんぺい
)
君が
上
(
あが
)
ってくる。多々良三平君はもとこの
家
(
や
)
の書生であったが今では法科大学を卒業してある会社の鉱山部に雇われている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
々
3画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“多々良三平”で始まる語句
多々良三平君