“変屈者”の読み方と例文
読み方割合
へんくつもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
変屈者へんくつもの、やかまし屋として、あちこちで邪魔にされた場合もあったようだが、私から見ると、ずいぶん面白いところのある、よいおばさんであった。
私の母 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
都の片すみで、四十代から浪居してしまッたので、自然世間もこの変屈者へんくつものを、いつか忘れ去っていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(でも、黒住のような変屈者へんくつものには、そういうものかも知れぬ……)
蝕眠譜 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)