売物店うりものだな)” の例文
ついには洋燈らんぷを戸棚へ入れるというような、危険千万せんばんな事になったので、転居をするような仕末、一時いちじは非常な評判になって、うちの前は、見物の群集で雑沓ざっとうして、売物店うりものだなまで出たとの事。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)