執次とりつ)” の例文
また、この御書面は、お父君の禅閤様ぜんこうさまからのお墨、御返事をいただけますれば倖せにぞんじます。……どうぞよしなに、お執次とりつぎを
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下女は何心なく執次とりついで、私の傍へ持つて参りますを、夫は何故か急き手を差延べまして、こちらへ持つて来ればいいじやないかと、下女をにらみつけました。
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)