土台柱どだいばしら)” の例文
姿すがたかたちは、だれともわからぬけれど、やはり蛾次郎と同じように、土台柱どだいばしらのしたへ一枚のむしろをしき、そこへじッと身をかがめたまま、しきりに、うつわの水へぬのをひたして、目をあらっているらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)