四辺ぐるり)” の例文
旧字:四邊
智恵無しの奴め大鍋おほなべ四辺ぐるりにそれッ位無駄がついてゐるでは無いか、それへ湯を廻して砂糖さへ甘くすれば十人前や二十人は浮いて来よう、何処でも皆なそうするのだお前のとこばかりではない
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小林は気がついたように四辺ぐるりを見廻した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)