“四文(しもん)” の例文
何でも四文(しもん)とのみ込んで差出たがる親仁なんで、まめだって申上げたものですから、仕事はなし、新聞は五種(いついろ)も見ていらっしゃる沢井の奥様。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ところが宿を離れて一二町行くと、甚太夫は急に足を止めて、「待てよ。今朝(けさ)の勘定は四文(しもん)釣銭が足らなかった。おれはこれから引き返して、釣銭の残りを取って来るわ。」
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)